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代表取締役社長 伊藤正人

平素は格別のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

私たち東邦亜鉛グループは、2030年のありたい姿と安定的な収益確保の実現に向け、事業ポートフォリオの再構築を進めています。
この礎となるのは1937年の当社創業より継承されてきた金属製錬における高度な技術力とマテリアルリサイクルマインドです。

現在、私たちグループは第12次中期経営計画(2021~2023年度)を遂行中です。
川上事業である製錬事業は、地球環境保全に真摯に向き合い、エネルギー多消費産業である亜鉛製錬においても、鉛製錬同様、リサイクル原料比率を拡大し、日本の資源リサイクル基地を目指しています。
資源事業は新たに西豪州のAbra鉛鉱山開発に参画し、鉱物資源の安定供給の一端を担っていきます。
また、川下事業の環境リサイクル事業と電子部材、機能材料事業は、私たちグループが持続的成長を成し遂げていくために極めて重要な事業であり、成長戦略におけるコアとして位置付け、事業の拡大を図っています。
我が国が進める資源循環型経済や地球温暖化対策などの社会的な課題解決に対し、当社の優れた製品や技術の提供によって貢献していきます。

一方、私たちグループは今後も製品の品質向上と安定供給に全力を尽くし、お客様と地域社会の発展に貢献していくと共に、社員の働き方改革や人権問題にも積極的に取り組みます。

ステークホルダーの皆様におかれましては変わらぬご愛顧とご指導ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

代表取締役社長 伊藤正人

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