証券コード 5707 東証プライム市場

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代表取締役社長 伊藤正人

株主の皆様には平素よりご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

さて、当社グループの第126期上半期(2024年4月1日から2024年9月30日まで)における業績を11月14日に公表いたしました。

製錬事業においては、鉛製品の増販及び金属相場上昇や円安による販売価格の上昇があったものの、亜鉛製品や電気銀の減販及び市況変動リスクをヘッジするデリバティブ取引の影響により、前年同期並みの業績となりました。
資源事業においては、豪州CBH Resources Ltd.(以下、CBH社)が保有するラスプ鉱山の増販により前年同期比で増収、また、環境・リサイクル事業においても亜鉛価格の上昇や円安による販売価格の上昇により前年同期比で増収となりました。その結果、売上高は635億3百万円と前期比3%の増収となりました。

損益面では、製錬事業において金属相場上昇及び円安により損益が改善したこと、資源事業において前年同期で計上した損失が当期は解消されたこと、環境・リサイクル事業において販売価格の上昇から増益となったことなどにより、前年同期比で増益となりました。
また、前年同期においてラスプ鉱山閉山や中国関係会社の売却による特別損失を計上した一方、当期は、エンデバー鉱山の譲渡に伴う関係会社株式売却益を特別利益として計上したことなどもあり、営業利益は33億83百万円、経常利益は27億36百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は42億8百万円となりました。
なお、中間配当につきましては、前期に引き続き無配とさせていただきたく、何卒ご了解賜りますようお願い申しあげます。

事業再生計画について

当社グループにおきましては、今後の厳しい外部経営環境を乗り切るために、大幅に悪化した財務基盤の回復と収益構造の改善を早期に実現すべく、外部専門家の知見も得ながら、抜本的な事業再生計画の策定を続けて参りました。この度、債権者様、資本と業務の提携先様との協議と調整が完了いたしましたので、当社ホームページ上で事業再生計画の概要を公表させて頂いております。

この事業再生計画は、債権者様、資本と業務の提携先様のご支援の下、長期的な目線で策定し、当社が持続的に成長できる企業へと変革することを目指しており、私共経営陣と社員は100%の力を出し尽くして達成する覚悟であります。
多大な痛みを伴う変革を進めることとなりますが、株主及び関係者の皆様におかれましては、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

2024年12月 代表取締役社長 伊藤正人

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