証券コード 5707 東証プライム市場

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代表取締役社長 伊藤正人

株主の皆様には平素よりご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

事業再生計画について

当社グループは過年度に多大な損失を計上したことを受けて、2024年12月に新たな事業再生計画を取りまとめました。事業再生計画は、不採算事業となっていた亜鉛製錬事業の再編及び資源事業からの撤退を実行し、経営資源を基盤・成長事業へ適正に配分するものです。 この事業再生計画の根幹にあるのは、私たちの目指すビジョンである『社会インフラを支えるリサイクリングのリーディングカンパニーへの進化』の実現です。私たちはこの再生プロセスを通じ、変化を恐れず挑戦する企業文化への変革を推し進めてまいります。

2025年3月期決算について

当社グループは2025年5月15日に第126期(2024年4月1日から2025年3月31日まで)における業績を公表いたしました。不採算事業からの撤退・再編は計画通り進捗しています。損益面では、金属相場の上昇や円安により鉛・銀製錬の収支が改善したことに加えて、資源事業において2024年3月期に計上していた減損損失が解消されたことなどから、各利益は2024年3月期を大きく上回る決算となりました。

2026年3月期以降の見通しについて

2026年3月期決算は、基盤・成長事業である鉛・銀製錬の増産や、2025年3月期計上の亜鉛製錬事業に係る減損損失の解消による更なる業績向上を見込みます。

不採算事業からの撤退・再編を完了した当社は、競争力を有し成長が見込まれる基盤・成長事業に対して前向きな投資を行うことが可能となりました。当社グループは鉛・銀製錬を軸に据え、増産およびリサイクル比率と収益性の向上を図ると共に、環境・リサイクル事業の拡大等にも取り組みます。

株主及び関係者の皆様へ

事業再生の道のりはなお続きますが、私たちは新たなビジョン実現に向けて、経営陣、従業員一丸となり全力を尽くしてまいります。事業再生期間中は、金融取引正常化と復配を念頭に、安定的な財務基盤の再構築を目指します。
株主及び関係者の皆様におかれましては、弊社の変革への挑戦に対し、引き続き温かいご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2025年5月 代表取締役社長 伊藤正人

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